general 虫歯の治療

むし歯治療

むし歯治療

当院では、虫歯治療はスウェーデンのカリオロジー学に基づいて診断し治療を進めていきます。

カリオロジーとは、なぜ虫歯になってしまったのか、虫歯を予防するたどのような行動をすべきかを学ぶ学問です。

日本の虫歯治療では、虫歯の診断を行い削るということから始まります。
虫歯になった理由を患者様本人が理解するまでは削るべきではないと考えています。
削って詰める行為は対処療法であるため再発や他の歯で虫歯ができるかもしれません。

なぜ虫歯ができたのかを一緒に考えて虫歯を新たに作らないようにすることが一番大事です。

リスク評価をする

  • 虫歯の芽を見逃さない
  • 初期の虫歯に対しては予防処置
  • 虫歯の活性度を判断する
  • できるだけ小さな介入での虫歯治療

 

当院では以上の事を診療の基本方針としております。

患者様の歯を長持ちさせるために歯は極力削らないという考えです。しかし、むし歯で痛みが出てしまった歯、古い詰め物の中でむし歯が進行した場合やむし歯の進行が深い場合は神経の処置をしなければいけません。
歯は一度削ってしまったら元に戻す事は出来ません。削って詰めた時から歯の寿命は短くなります。削ってまた詰めての治療を繰り返していけば歯は当然弱くなっていきます。

虫歯をマネジメントする考え方

  • 診断
  • リスク評価
  • 予防戦略
  • 最小限の治療

大まかな詰め物の消費期限

コンポジットレジンの詰め物(1回目) 約9年もつ
コンポジットレジンの詰め物(2回目) 約4年もつ

歯が痛くなって、歯医者にかかり、診てもらうと根が腐っていることにもなる。
特に、つめものをしているときこそ、早期発見、治療が重要。

虫歯の進行

  • C0
    C0

    虫歯の始まりです。この時点で痛みなどはなく、
    歯磨きやフッ素などで自然治癒させることが可能です。

  • C1
    C1

    切削器具で削ります。この段階ではまだ、痛みやしみるなどの症状は出ません。

  • C2
    C2

    痛み、しみるなどといった症状が出てきた場合、このステージになります。早めに受診してください。

  • C3
    C3

    歯髄まで虫歯が進行してしまった場合、歯の神経を抜く作業が必要となります。歯の神経を抜くことは、歯の寿命を下げることになるので、これより早い段階での、受診をおすすめします。

  • C4
    C4

    抜歯するしか、治療方法がありません。

二次カリエスについて

二次カリエスとは、治療した歯が虫歯になってしまうことを言います。

  • 虫歯の治療後
    1虫歯の治療後

    虫歯の治療後ですが、銀歯は隙間ができやすいため注意が必要です。

  • 二次カリエス
    2二次カリエス

    定期的に検診に行かないと、二次カリエス(治療した歯が虫歯になる)になります。

  • 虫歯
    3虫歯

    銀歯を取ると、侵食が広がっていました。

  • 切削
    4切削

    切削器具で、除去します。

  • 虫歯除去
    5虫歯除去

    切削し終わり、ある程度まで削りました。

  • レジン充填
    6レジン充填

    レジンを充填します。

  • 治療完了
    7治療完了

    治療完了です。

神経の治療

むし歯が神経まで進行してしまった場合、神経の複数回必要です。
神経だけ抜いて診療が終了になるのではなく、土台を立てて、かぶせものをして、終了です。

かぶせものの種類

ジルコニア

ジルコニア

ジルコニアは、金属を使用していないので、メタルフリーの治療が可能です。また、透明度や、変色しにくいので、審美性にも優れています。
強度に関しては、メタルボンドのほうがやや高いです。

 

ジルコニア

メタルボンド

メタルボンドは、金属をベースに外側にセラミックを焼き付けたものになります。
耐久がよく、歯垢がつきにくいので、長期間使用できます。
金属アレルギーの方は、ご使用できない可能性がございます。見え方によっては、内側の金属が見えてしまう可能性がございます。

保険診療と自由診療の違い

  保険診療 自由診療
安さ 3割負担なので安価 保険に比べて高価
材料 限りがある 限りがない
治療法 限りがある 限りがない
精密さ 限りがある 限りがない
審美性 色や透明性など調整しにくい 色や透明性など調整できやすい

痛みを軽減するために

痛みの少ない治療
痛みの少ない治療
痛みの少ない治療

歯科麻酔専門のドクターが在籍しておりますので、極力痛みを感じにくいよう心がけて行っております。

「歯科の治療が怖い」「麻酔時のチクッとする痛みが苦手」と思う方はたくさんいます。ストレスのかからない麻酔法を行っています。

チクッとした痛みの軽減のために、当院が心がけていることは、「表面麻酔を塗る」「細い針(33G 0.2mm)」を使用すること、そして、注入時の痛みの軽減のために、自動麻酔器を使用することです。

下の奥歯を治療するときには、なかなか麻酔が効きにくい場合もあります。そのときは下顎孔伝達麻酔も行っています。